ひたすらにだらける休日

GWはまったくカレンダーどおりのお休みで、5連休。
今年に入ってからの慌ただしさをひたすらぐったりと癒しておりました。

仕事が忙しい人のオフの過ごし方というのも、2つに大別できて、「せっかくの休みなんだから、予定は入れずにのんびりゆったりぐだぐだしたい」という人と「休みの日こそ、日頃のストレス発散のために目一杯動き回って遊ぶ」という人がいるようです。
わたくしは完全に前者のパターン。「予定のない休日こそ天国」というやつです(それもどうかと)。
遅く起き出して家のソファーでごろごろし、夕方になったら食料と酒の買い出しに(家には備蓄がないのですぐ枯渇する)近くのスーパーに、というのがいちばんのんびりできますなー。

今日は牛すね肉と新じゃがいもとまいたけを塩味で煮たのに、安白ワイン。全粒粉クラコットクリームチーズ


そういえば、昨日CLのアーセナルマンUを観ていたら、「CLオフィシャルカフェ」とかいうものができたとか。実際は大崎のFooTNiKなんですが。

この青と赤のオリジナルカクテルとやらは、チェルシーマンUの先行イメージなんだろうか?
なんというか、ブルーキュラソーグレナデンシロップが匂い立ちそうな色合いですなぁ。

フォトジェニックな表紙

ひさびさに、サッカー誌ジャケ買い2連発。


CLOSE UP TO THE GLORY


「もっと楽しいサッカーが見たくないか?」


footballistaの表紙メインコピーはいつも英文なのだが、含意の気が利いてる(そして日本人にもわかりやすい)と思う。
このカメラマンにとっても一世一代の記憶に残る試合中継ですね。パブとかで「おまえ、おいしい思いしやがってー!」と、さんざんビール奢らされそう。

ピクシーロングインタビュアーは中西哲生。ふーむむ。

Inspire All like Gerrard

仕事に埋もれているうちに、リバプールはRマドリーを撃破し、上り調子の模様。
土曜のマンU戦は、まさかあんな試合展開になるとは。
ジェラードが「キャリアで最高の1週間」と言いたくなるのもわかる。

試合を観ていて、フットボールそのものよりも、ジェラードの求心力、自然に、時に意図的に仲間を鼓舞する力が、しみじみとうらやましくなった。
いつかああいうリーダー像に近づける日が来るんだろうか。
なんだかみんな、ついてこないみたいだけど(しくしく)。


ここしばらく、いろいろと逆境と失意の日々が続いております。
辛いことがあったときには、この情景を頭に思い描くことにしている。

Every cloud has a silver lining.
すべての雲には銀の裏打ちがある。


とりあえず希望の友は、週末から自宅で絶賛稼働中の新Mac mini梅4GB。
くじけたりへこんだりしている時間はないのだ。
YNWAを心の中で歌って、会社も家でもさくさくLeopardで処理しよう。がんばろう。

○でやろう。

今晩はデルビーだが観られるかな。。。

さて、今日地下鉄の駅で、2月の「家でやろう。」ポスターをまじまじと見ました。

マナーポスター|東京メトロ


東京メトロの乗車マナーを啓発するポスターなのだが、「家(海、山、庭、店)でやろう。」という冷めたコピーはもとより、マナー違反の人たちが善良そうな顔つきなのに対して、無言でとがめている眼鏡のおじさんが、むしろ邪悪に見えるのがおかしくて、気に入っております。
特に8月の淡々とドアに挟まれている人とか。
車内での化粧や携帯電話は見苦しいけど厳密には迷惑というほどではないし、11月や12月のような人たちは、少なくとも都心の車内ではそう見かけない(私鉄乗り入れで郊外まで行けばどんちゃん騒ぎする人もいるのか?)が、無理な駆け込み乗車って、本当に大迷惑。特に朝の通勤時にはやめてほしい。

しかし、今月の「優先席」は、松葉杖のおじさんは、席を譲ってもらえないことよりも、別の方面の怒りを抱いているようにも見えるのだが。。。
この幸せそうなカップル、呪われるかも(ぶるぶる)。

2009年の目標

・週末は必ずスカパーを観る
・たまにはJ1を生観戦する
・たまには国立に行ってみる
・たまにはスカパーでカターレを観る
・できればイングランドかドイツかイタリアで生観戦する

いくつ実現できることやら。。。

おまけ:あと2週間経ってもMac miniが放置されたままなら、MacBook Proを買う!Proなのだ!(でも15インチw)

世界を魅了する「スイス書体」

今年の12月は例年に増して営業日が少なく仕事混み混み。
でもむずかしいげんこうをよむと、ねむくなるー。はぁ。ということで頭をちょっと温める。

ヘルベチカ ~世界を魅了する書 [DVD]

ヘルベチカ ~世界を魅了する書 [DVD]

秋に朝日新聞の文化欄で紹介されたのが気になって、1月ほど前に購入。
Helvetica(ヘルベチカ)といえば、世界で最も広く使われている欧文書体ですが、「書体」がドキュメンタリー映画の題材になるというのは、「かまぼこ」が歴史小説の題材になるというぐらい、一般の人には縁遠く感じるのかもしれません。私はフォントとかまぼこは優劣つけがたく好きですよ、えぇ。

内容については、こちらのページにわかりやすく紹介されてます。


仕事柄、フォント、タイポグラフィー、グラフィックデザインには日常的にそれなりに触れていますが、この作品を見て改めて得た知識、気づかされた知見がたくさんありました。

そもそも、ヘルベチカは戦後の1957年に開発された書体であったこととか……(太古からのデフォルトのような気がしてた)。
ツァップやフルティガーが存命かつ現役であったこととか……(すみません、すでに歴史上の人だと思ってました)。
アリアルは横幅をヘルベチカにそろえた代用書体であったこととか……(おのれー、マイクロソフト)。


登場するデザイナーの発言で特に記憶に残ったもの。
「医者が病気と闘うのと同じように、デザイナーは視覚的に美しくないものをデザインで治療する」
「意味は文言にあるべきであって、書体に含むべきじゃない」
「周囲のビジュアルで国民意識は作られるんだーーよい建築、よい食事、よい時刻表に、駅に貼ってあるよい掲示物。国の文化に貢献してる。詩を書くより重要だ」

三番目の発言はドイツのデザイナー、エリック・シュピーカーマンによるもの。彼はドイツ鉄道の印刷物トータルデザインの仕事などで有名だが、この映画の中でも「デザインマニア」「書体マニア」として最もいい味を出しています。特典映像中のインタビューでも「好きな文字(アルファベット)は?」という質問に「聞いてないって?」というところまで延々と語ったり、フォントのライセンス料出費を惜しむマイクロソフトの姿勢を激烈に批判したり。


このDVD、本編は街中で使われているヘルベチカの映像やゆったりとした音楽とともに、心地よい作品になっていますが、それゆえ眠気を誘うものでもある(ぐぅzzz)。一続きに観る必要もないので、はみだし特典映像の笑えるインタビューも含めて、休み休み鑑賞するのがよいでしょう。「デザイン」に興味関心のある方なら、きっと楽しめるでしょう。

our talismatic skipper

auster2008-11-27


最近は落ち着いてサッカー雑誌を開く時間が取れません。
そんなときでも定期購読のChampionsマガジンは航空便の白封筒でやってくる。。。
December/January号は、表紙と独占インタビューがジェラード

2年ぐらい前までは、ジェラードという選手の優秀さは認めつつも、正直なところ「世間は過大評価なんじゃないかな」と思っていました。
時折(それも大事なところで)見せる心身の不安定さが気になったんですね。リバプールというクラブ/チームの、アンフィールドのピッチ上という限定された局面でしか、能力の最大値を発揮できないのではないかとも。
でも、最近のプレーぶりはもちろん、監督やチームメイト、対戦相手など周囲の人々からの評価を見ると、やはり彼は唯一無二のLiving Legendなんだな、と思い直すようになりました。こういうメディアのインタビュー記事からも、それが見て取れます。
世界のサッカー界でいまや絶滅危惧種の、古典的な意味での「バンディエラ」として永遠なれ。
記事内の写真もなかなかアーティスティックで素敵です。日本版は年3回に間引かれているので、ジェラード表紙号はいつ出るのかなぁ。
海外サッカー誌は近年休刊が多いので気になるところです。