ミラン 2-1 リバプール

ひっそりと独り祝杯を上げながら再放送を繰り返し観ています。
チケットは地元サポには等分に売られているはずなのに、なぜリバプールサポは常に人数でも圧倒するんだろう(苦笑)。

リバプールはカカーとセードルフを可能な限り封じ込んでいたが、インザーギの飛び出しには対応できなかった。昨日のリバプールは、何か勝つためのboostが足りなかったという感じがする。横浜でのクラブ選手権決勝をちょっと思い出した。

アンチェロッティは、欧州ビッグクラブの監督としては、「采配を評価されていないこと」に関しては随一といえるのではないだろうか。切るカードがことごとく弱気で遅い。その不名誉にもかかわらず、常にそれなりの結果を収めていることがある意味謎なのだが。
しかし、スタメンにジラルディーノではなくインザーギを起用し、なおかつ後半終了近くになるまで代えなかった判断は偉かった。

昨シーズン終了間際からミランを取り巻いていた災厄を思い返すと、まさかビッグイヤーを獲得できるとは、選手も、チーム関係者も、ティフォジも思っていなかっただろう。
イスタンブールの悪夢も、信頼していたエースに見捨てられたことも、カルチョスキャンダルも、決して記憶から消えるものではない。それでも、この勝利はミランの再生につながる第一歩になったと思う。

ミランリバプール、欧州における因縁の好敵手として、これから戦いを続けていくんだろうな。
リバプールは敗者の心境を思い知って、また一段と成長した姿を見せてほしい。みんなまだ若いのだから。

カカー、スクデット獲得の日と同じ「I BELONG TO JESUS」のアンダーシャツを着ていたね。
ミランの太陽に、永遠の祝福を。